日刊コタノト。

ランニングと「食」を中心とした日々の雑多な記録を綴るノート。

「中村」さんのはなし

先日、家族でお寿司屋さんへ行きました。

わー美味しそう。

このとき、ぼくらの席を担当してくれた職人さんが、ちょっと珍しい苗字をされていました。

瑞慶覧さん。「ずけらん」と読むそうです (あとで調べて知りました。PCでも「ずけらん」でちゃんと変換されます。わりと有名な難読苗字、なのでしょうか) 。

最初、ネームプレートに書かれているその名を目にしたときには、あまりの珍しさに「これは名前なのか?」と思ってしまったほどです。ほかの職人さんの、同様の場所 (このときはネームプレートなのかすら、疑っていました笑) をこっそりと見てみたら、そこには明らかに苗字とわかるものが書かれていて (何だったかは忘れましたが、「木下」とかそんな感じだったと思います) 、あーやっぱり「名前」なんだな、ということが確認できました。

読みかたを本人に聞いてみてもよかったのですが、何となく失礼な気もしたので (何て聞けば失礼でないか、思いつきませんでした) 、スマホでこっそりと調べて、やっと読みかたがわかりました。

沖縄由来の苗字なんですね。その後の世間ばなしで、職人さんは宮古島出身だとおっしゃっていました。

読みかたがわからないうちは、帰化されたかたなのかと思っていました。当て字というか、呂比須ワグナー的な感じです笑。あるいは、実家がお寺なんじゃないか、とも考えました。字面の雰囲気が、何となく「安国寺恵瓊」に似ているなあ、とか。

世の中にはいろんな苗字があるんですねー。というわけで今回は、そんな「苗字」にまつわるおはなしです。

ぼく自身は「わりとすんなり読めるけど、それほどたくさんいるわけではない」という苗字を持っています。

改まって明かすのも何だか恥ずかしいので、わざわざ書きませんが、Twitterは本名なので (ひらがなですが) 、気になるかたは探してみてください。

親戚以外に同じ苗字の知り合いはいないですし、野球選手にもいません。ちょっと言いづらくて (「音」で伝えるとよく聞き間違えられます) 、若いころはあんまり好きじゃなかったんですが、今では別に、好きとかキライとかそういう感じではなくなりました。まあ、長い付き合いですからね。いいかげん慣れました笑。

有名人だと、某団体の会長を長年つとめていたかたが、同じ苗字でした。それとむかし『透明人間』という香取慎吾さん主演のTVドラマで、ヒロインの深津絵里さんの役名がおんなじ苗字で、これはわりと嬉しかったです (深津さん、好きです) 。

こんな感じで、珍しい、というほどでもないですが、わりと見かけない苗字なので、おんなじ名前のひとを見つけると、思わず嬉しくなってしまいます。『透明人間』のことだって、役名がおなじじゃなかったら、その存在自体を忘れ去っていたと思います笑。

いつだったか、もっとメジャーな苗字のひとには、この種の感覚はあるのか、というのが気になって、聞いてみたことがあります。

友人の「中村」さんに聞いてみました (聞いてみたのが、たまたま中村さんだったので、記事のタイトルにも採用しました。別に田中さんでも鈴木さんでも佐藤さんでも高橋さんでも、よかったのです。みんな友人にいます笑) 。

世のなか「中村」で溢れているけれど、特別な親近感、みたいなものを抱くのか。有名人に「中村」を見つけると、苗字が同じであるというだけで、えこひいき (応援) したりするのか。そんな尋ねかただったと思います。

答えは「まったく気にしていない」ということでした。(たとえば) 中村俊輔が、おなじ苗字だということさえ、いま指摘されてはじめて気づいた、といった様子でした。

これはぼくにしてみたらかなり意外な反応で、少々ショックですらありました (友人の「中村」さん特有の感想なのかもしれません。CMなんかで端っこに出てくる、※個人の感想です、てやつです笑) 。

そりゃぼくですら複数の「中村」さんを知っているくらいですから、同姓のひとと出会うことなんて、彼にしてみたら日常茶飯事なのでしょう。イチイチ気にかけていたら、身が持ちません。

何だか「中村」さんが、細かいことは気にしない、とっても心が広いひとのようにみえました。それは裏を返せば、自分がしょーもないことに一喜一憂している、心が狭い人間のように感じられた、ということでもあります。何だか居心地が悪かったです。

そうか、(その) 「中村」さんは、中村俊輔のことも、中村紀洋のことも、中村雅俊のことも、仲村トオルのことも、大して気にしていないのか。

いや、仲村トオルは「ナカムラ」違いか。というかむしろ、ちょっと似ている「仲村」さんのことを、「中村」さんはどう思っているの気になります。今度聞いてみようっと。

やっぱり気にしてないんだろうなあ。でも「ニセモノめ」みたいな思いで敵視していたら、ちょっと面白いのにな、なんてことを思ってしまったぼくは、やっぱり心が狭いのかもしれません笑。