日刊コタノト。

ランニングと「食」を中心とした日々の雑多な記録を綴るノート。

夜の蚊

 夜中の寝ているときに現れる蚊というのは一体どこからやってくるのか。昔から不思議に思っている。

 先日もようやくウトウトしてきた頃合に、耳元でブウンとやられて目が覚めてしまった。
 寝るときは窓も戸も閉め切っている。何といってもまだ4月なのだ。こんな季節から蚊に煩わされるというのも、ちょっと記憶にない。
 さて、入口がしまっているにもかかわらず、夜中になると現れる虫たち。ということは、昼間の窓や戸が開いているうちから部屋に侵入して、夜まで息をひそめているのだろうか。
 それとも戸や窓のわずかな隙間をかいくぐるのか。それはちょっと考えにくい。やはり事前に入っていたというほうに幾らか分があるらしい。
 だとすると、すぐに襲いかからないのはなぜか。昼間だってぼくは部屋にいたのだ。その間、血を吸うのをずっと我慢して、夜ぼくが寝静まるのを待っていたのだろうか。
 何とも狡賢いヤツらだが、かれらにそこまで知恵が回るとも思えない。
 あるいはかれらは夜行性なのだろうか。もしくは夜中になってようやく腹が減るのかもしれない。
 いずれにしても、昼間に侵入した部屋の片隅で、住人__ぼくのことだ__が寝静まるまでじっと息を潜めているさまを想像すると、何だか余計、恐ろしくなる。

 さて、さきほどぼくの耳元に現れた蚊だが、何度目かのブウンのとき、寝ぼけながら首元をはたいたところ、以後ピタリと現れなくなった。どうやらうまく撃退できたらしい。
 それでもふくらはぎと手の甲の二ヶ所を吸われて、以後数日、痒みが引かなかった。初夏に現れた、おそらくさほど大きくもない蚊であっただろうに、その毒素はなかなか強烈だったというわけだ。
 今年は例年よりも早めに電気香取を焚くべきかなと、そんなことを思ったりした。