日刊コタノト。

ランニングと「食」を中心とした日々の雑多な記録を綴るノート。

岩波少年文庫のしおりシステムが素晴らしい

読書世界への招待状。

最近、児童文学にハマっています。

子供のころから読書は好きでしたが、ちょっと偏りがあったとゆうか、海外の作品はあまり読まずに気づいたらおっさんになってしまいました。翻訳物って、何だかニガテ。

そんなぼくが、海外児童文学にハマりはじめたきっかけは、夏に観た2本の映画です。ついでにゆうと近頃は、映画の原作を読むのにもハマっています。なるべく映画 → 小説の順で読むようにしています。これが逆だと、がっかりすることが多いです。

んでその2本てのが『思い出のマーニー』と『なまいきチョルベンと水夫さん』で、どちらも児童文学が元ネタになっています。

『〜マーニー』は大人用に再翻訳された新調文庫版で読んだのですが、『なまいきチョルベン〜』のほうは、岩波少年文庫版の『わたしたちの島で』を読みました。つか今日本語で読めるのってたぶんこれしかないです。

思い出のマーニー (新潮文庫)

思い出のマーニー (新潮文庫)

 
わたしたちの島で (岩波少年文庫)

わたしたちの島で (岩波少年文庫)

 

そこから原作者のリンドグレーンにハマって、今は『山賊のむすめローニャ』を読んでいます。もうすぐNHKでアニメがはじまりますね。こっちは予習がてら先に読んでやろーと思っています。言ったそばから逆順笑!まあ、だいじょぶだろ。

山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)

山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)

 

それぞれの感想はいずれどこかで書くとして、「おっ」と思ったのが岩波少年文庫のしおりです。

こんな感じ。『わたしたちの島で』のしおりには『ドリトル先生アフリカゆき』が、『山賊のむすめローニャ』には『小さい牛追い』とゆう作品がそれぞれ書かれています。

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

 
小さい牛追い (改版) (岩波少年文庫134)

小さい牛追い (改版) (岩波少年文庫134)

 

最初のうちは、何でこんな全然関係ない作品のしおり挿んでんのかナゾとゆうか、何かの間違いなのかとさえ思っていました。どーせならおんなじリンドグレーンの作品載せればいいのに。

けどちょっと考えてみると、これって次読む本のおすすめガイド的な役割を担ってんだなーてことに気づいて、ハッとしました。

少年文庫だから、想定読者である子供たちは、まだ読書に慣れていない可能性が高いわけです。そーゆうコたちは当然、本の選びかたもあまり知らない。

おんなじ著者を辿っていく、てのはまあひとつの読書テクニックみたいなものですが、そんなもんは読書を続けてれば自然と身につきます。

それよりも、読書初心者な子供のうちは、もっといろんな本に触れたほうがいいです。未来ある若者に可能性を!選択肢を!

Amazonなんかでよくある「関連する商品」てあれ便利ですけど、似たような本ばかり読んでいると、堂々巡りみたいになってしまうこともあります。知らず知らず毒されてるインターネッツ怖い!

岩波少年文庫ってゆう大きな枠組みは守りつつ、「あんまり関連していない商品」をサラッと提示してくれる岩波しおりシステム (今ぼくが勝手に名付けました) 、何ともニクいです。

自分の興味だけでは見つけられない、予期せぬ嬉しい出会いが生まれる可能性を秘めてるなあ。セレンディピティ

あとあと、可能性は広く、といっても一度にグワっとたくさんではなく、1冊だけサラッと紹介してるのもいいなあと思います。

(またまた登場) Amazonの「関連する商品」だと、おれはこんなに類書を知ってるんだぜとばかりにワッと出てきちゃって、もうどんだけ関連してんだよってくらい多すぎて、正直イヤになることがあります。知識自慢いいから笑。

それが岩波しおりシステムだと、1冊読んだら次!て感じで、ゆっくり辿っていく面白さが生まれます。次はこれを読んでやろう、的なね。

ましてや最初のうちは、選択肢多すぎると「もうヤダ」ってなって投げがちです。せっかく1冊読んだのに、次何読んだらいいか分からなくて読書やめちゃうとか、もったいなさすぎます。読書に限らず何事も、最初のうちは一歩一歩、確実に!

このシステム、大人の文庫 (てゆうとちょっと妖しげですが他意はないです) にもゼヒゼヒ導入してほしいなあ。広告的なしおり挿むよりはよっぽど売上に貢献するような気するんですが。

実際ぼくだって、写真のしおり2作品のうち『ドリトル先生〜』は何となく聞いたことあって知ってました (読んだことはない) けど、『小さい牛追い』てのは全然知らなかったですし、タイトル的にもちょっと気になっています。

読書の続けかたを学べて、あんまり宣伝ぽくない感じでサラッと宣伝できるとゆう、出版社も本屋さんも読者もみんなハッピーになれる素晴らしい岩波しおりシステム。今さらですが、流行るといいなあ笑。